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台湾旅行・その12(麻油鶏)

7/19(午後)

バスでMRT士林駅に戻り、昼食ができる店を探した。しかし、どこの店も閉まっていた。猛暑の台湾で、日中フラフラと歩く人は少ないからだろう。そうしているうちに、士林夜市が開かれる所まで来てしまった。もちろん、昼間なので市場になっていないが、服を展示して準備している人はいた。

客引きの手招きに応じて、基河路沿いの店に入った。「客引きがいる店は美味しくない。客引きの人件費の分だけ、材料費が削られるからだ」という話を聞いたことがあったが、クーラーの冷風に釣られた。

客が伝票に数量を書き込んで注文する仕組みだが、読んで分かるのは魯肉飯(肉そぼろ掛けご飯)と猪肝湯(猪=豚、湯=スープで「豚レバスープ」)のみ。これだけで80元(約304円)なのは量が少ないと思い、麻油鶏(旁は推の旁)を頼んでみた。漢字からして、フライドチキンのようなものだと想像していた。合計140元(約532円)。

注文してからしばらくして、お店の人が「スープ、スープ、OK?」と聞いてきた。猪肝湯も麻油鶏も、両方スープらしい。めんどくさいので「OK、OK」と答えた。それからまもなく料理が運ばれてきた。魯肉飯はどこの店に行ってもハズレがなく、美味しい。渋谷にも台湾の魯肉飯の店があるが、そこより薄味だが肉の旨味があり、価格は文句なく安い。猪肝湯は、鶏ガラのスープに薄く切った豚のレバーが入っていて、量は物足りないもののうまい。
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問題は麻油鶏だった。中に入っている鶏の骨付き肉を引き上げて食べてみたら、ジューシーで骨を残して全部平らげた。しかし、スープを一口飲んでみたらうがい薬のような味がして、思わず吐き出してしまった。色からして、ヨードのうがい薬の原液のようだ。お店の人が最初に「スープ」と言ったのにもかかわらず注文したのだから、残すわけにはいかない。コップの水をスープの中に入れて、味を薄めて飲み干した。

日本に帰ってからGoogleで「麻油鶏」を調べてみた。麻油鶏を「まずい」と書いてあるページはなかった。味はあくまでも個人の感想と言うことで。
by hacchi2007 | 2007-09-04 23:24 | 旅行
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