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気仙沼ボランティア旅行(6)

【5/5(土)】

今日は朝から晴れ。しかも、多くのボランティアの人達が、「気仙沼復興協会(KRA)」に集まってくれた。さっそくお伊勢浜に移動し、清掃活動を行う。
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力のある人は、ハンマーで流れ着いた堤防の破片を砕き、細かくしてから運んだ。自分もこのチームの1人。また、浜に潜り込んだロープや網を掘り起こして取り除いたり、集められたゴミを分別する人もいた。

作業は順調に進み、昼食休憩になった。親切な方から、モンカフェ(コーヒー)をご馳走になったりもした。
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午後からも、同じ作業を繰り返す。午後3時に終了時間になり、帰る前に皆で慰霊碑に線香をあげ、黙祷をした。

今回の「成果」。
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瓦礫の山
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その日の様子はこちらからも見ることができる。

5/5~6 浜の清掃ボランティア 活動報告 | 気仙沼復興協会 -KRA- 公認ホームページ

気仙沼復興協会に戻ってから、仲良くなった人達と、今日のことや、これからの予定を話し合った。多くの人は6日に、丸1日掛けて帰るとのこと。それゆえボランティア活動は今日で最後になり、名残を惜しんだ。

バスを使って宿(寶屋旅館)に荷物を起き、歩いて「気仙沼ホテル観洋」の温泉に浸かることにする。気分よく湯船に入り、上がった後の夕食は気仙沼復興商店街のお寿司屋「あさひ鮨」で取ることにした。当然だが、新鮮な魚介類を美味しく食べることができ、上機嫌で店を出た。

帰り道、たまたま開いていた酒屋さんで「雪っこ」を買うことができた。このお酒を造っている酔仙酒造は、津波で壊滅的な被害を受けたが、「瓦礫の山から突き出した鉄骨に酔仙の樽がぶら下がっているのを見つけ」復興を誓い、見事に成し遂げた。

復興の意志 | 酔仙酒造株式会社
飲んでみると白酒の様にとろりとしているが、アルコール度数は日本酒としては強烈な20%。それでも甘い香りが漂ってくる。東北人の強さを感じさせた酒だった。
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(写真には「別格」という、角星の酒も写っているが、こちらもいい香りのする酒)
by hacchi2007 | 2012-07-05 23:08 | 旅行
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